スズキワゴンRブレーキの警告灯点灯
みなさん、おはようございます。
北九州市八幡西区車検専門店ヤハタ自販株式会社です。
今日は、『ブレーキ警告灯?それともサイドブレーキ?』をご紹介します。
今回のブレーキの警告灯やエンジンの警告灯の他にも、いくつかの警告灯があります。
どれも警告灯を点灯・点滅させ、運転者に注意やお車の持ち込みを知らせています。
お客様から
『サイドブレーキを解除しても、マークが点いたままになる』
とお問い合わせを頂きました。
お車はH8年式スズキワゴンRです。
それでは実例を基に、ブレーキの警告灯についてご紹介します。
♦ブレーキの警告灯の症状
♦ブレーキ警告灯の点検・作業
♦ブレーキ警告灯が点灯した時の注意点
♦ブレーキの警告灯の症状
ブレーキの警告灯は、こちらのマークです。
遠くて見えにくいですね。
サイドブレーキを引いた時に出るマークです。
こちらの写真はすでにサイドブレーキは解除しており、走行中もこのマークが常に点灯していたそうです。
それ以外は特に異常は、特に感じられなかったとの事です。
♦ブレーキ警告灯の点検
ブレーキの警告灯が点灯した場合、ブレーキ関係の異常が考えられます。
まず一番簡単なブレーキオイルの点検です。
早速、ブレーキの警告灯が点灯した理由が分かりました。
ブレーキオイルの油面が下がりすぎて、警告灯が点灯していました。
本来だとブレーキオイルが矢印の所まで減る事はないので、次はブレーキオイルが減った原因を点検します。
ブレーキオイルの漏れを点検していると、
リヤブレーキのホイールシリンダに、サビとブレーキオイル漏れが確認できました。
ブレーキオイルが減って警告灯が点いた原因は、ホイールシリンダからのブレーキオイル漏れが原因でした。
お客様と相談して、ホイールシリンダを交換する事になりました。
早速ブレーキライニングを外して、
ホイールシリンダを取り外します。
どちらが新品かは、すぐに分かりますね。
新品に交換して、ブレーキを組み付けます。
ブレーキオイルのエア抜きをして、
ブレーキテスターで引きずっていないか、制動力を確認して完成です。
♦ブレーキ警告灯が点灯した時の注意点
無事にブレーキオイルの漏れと警告灯の修理が終わりました。
警告灯が点いたのでご入庫頂きましたが、放っておくとブレーキが効かない状態になっていました。
これはブレーキの警告灯だけではなく、他の警告灯が点いた場合も危険です。
警告灯が点灯した場合は無理に走行せず、整備工場に連絡・入庫をされて下さい。
また、ホイールシリンダのサビは、年式の古いお車や長い間動かしていないお車によくある症状です。
たまにしか乗らない等で点検をされていない方は、特にご注意下さい。
まずは、定期的な点検をお勧め致します。
ありがとうございました。